よもやまな毎日の、よもやま日記

日々の雑談を書いていきます。

琳派!in名古屋

今、女性誌などで押しも押されぬ人気の琳派

人気過ぎて、なかなかお目にかかる時も少ない。自由闊達なイメージがする琳派

そんな琳派が、なんとここ名古屋でも一堂に見られる時があったとは。

ああ、時空を超えて見てみたかった!

平成6年に行われた「特別展  琳派」。

俵屋宗達(たわらやそうたつ)、尾形光琳(おがたこうりん)、酒井抱一(さかいほういつ)、鈴木其一(すずききいつ)などのスター選手の作品が一堂に集まったとは!

しかも面白いことに、受け継がれた画題を集めている。

風神雷神や、三十六歌仙図など。

宗達光琳、抱一は、それぞれ約百年間を隔てており、同時代に刺激しあったわけではないことを思うと、同じ画題を、時を経て受け継いでいることが興味深い。

其一の朝顔や、抱一の菖蒲の、植物画も見事。

個人的には、日本画は、どれも素晴らしく、狩野派も、琳派も、素敵に思う。

琳派の魅力は何かと言われればよく知らないのでわからないが、ひとつには華やかさ、ひとつには自由さ、ひとつには血縁や師弟関係を超えて受け継がれていくロマンかもしれない。

日本画は、かくも華やかなりけり。

それを体現しているのが琳派かもしれない。

琳派人気で、もうこのような展覧会は名古屋では実現不可能ではないかと思うぶん、琳派が一堂に集まった展覧会があったとは、誇らしい気もする。

新栄さんぽ。

今年のゴールデンウィークは、平成と令和を過ごして10連休。

半分は仕事で、半分はよく遊んだ。

ゴールデンウィーク、人出が多いので、混んでいるのを避けて、新栄で過ごした日がある。

天気は雨。やや小雨なのが助かった。

ゴールデンウィークは出費が多いので、この日は計二千円で過ごすというミッションをつくる。

新栄駅の近くは、広々とした153号線と、錦通、広小路通があり、だだっ広いイメージ。

そこを南下すると、ビストロがある。

早く着きすぎてしまったので、近くの業務用スーパーで時間を過ごす。

ビストロは混んでいて、予約がなければ席は一つしか空いてなかった。

153号線を眺めるながら、食事をする。

美味しい。人気なのもうなずける。

家庭的な、あたたかい味。

そして近くの神社に参拝。

御朱印目当てだったが、残念ながら御朱印はできず。清廉とした雰囲気に、心洗われる。

そして近くのギャラリーで行われた「まるっと小動物展」へ。かわいい小動物の写真パネルに癒される。

最後はスタバ。ここまでで、計二千円。

ゴールデンウィークの人混みを避けなくては、そして予算がない、というミッションを受けての新栄プランだったが、楽しかった。

大きな路を一歩入ると、住宅地らしい温もりがある。

ひさびさに、まちを散歩した気分になった。

手術しちゃった。

今年の春は、平成最後の春。
その春に、手術をした。

無事に終わったことにホッとしている。

思えば出産以来の、“体を張った”出来事。
手術室に入るのも、これが初めてに近い。

手術室までは、手術用の服に着替えて、歩いて行った。
時間が読めず、手術の時間を聞いたのは手術の30分前。いよいよだと気構える。

手術室は、テレビドラマみたいだった。

青い服を着たナースさん達に、身につけているものや髪の毛などのチェックをしてもらう。

そしていよいよ手術台。

ああ、いよいよだ。

手術台に横たわり、いろんな器具を身に貼り、酸素を吸入し、そして麻酔。

気がついたら、手術は終わっていた。

手術後の夜は大変だった。何度も起きた。

でも手術は無事に終了。感謝。

病院は24時間動いている。まるで心臓のようだ。
ドクンドクン。患者を支えている。

焼そば食べたい。

テレビの番組で、焼そば専門店ハンガリー人が訪れて、焼そば好きな彼はその美味しさに驚くというくだりがあったが、それを見ていたら何としても行きたくなった。

番組の途中から見たので、そのお店を調べると「真打みかさ」といって高田馬場にあるお店らしい。

実は自分は焼そばが好きだ。

だから、ぜひともそのお店で焼そばを食べたくなった。

まぁ、名古屋に住んでいるので、なかなかその機会は難しいかもしれないが…ああ!食べたい。

ところで、冷凍食品の焼そばも実に美味しい。

あれはきっと、開発に愛を注いだに違いない。それくらい、焼そば愛に満ちた美味しさだ。

最近手術をしたので、その話をブログに書こうと思ったが、テレビで見た焼そばがあまりに美味しそうだったので、先に焼そばについて書いてしまった。

ああ、私と同じような人が増えて、あのお店、行列ができそうだな…果たして行ける日は来るのだろうか。

息子の誕生日。

今日は息子の16回目の誕生日。

16年前、今の時間は陣痛に苦しんでいたなぁ。懐かしい。あれから色々あったもんだ。

昨日トロンボーンを購入した。

誕生日の前日。バースデーイヴを、ニュー・トロンボーンと一緒に過ごした息子。

よかったね。

楽器店を色々見てまわったなかで一番価格的にも音的にもよかった新品のトロンボーンと、価格は新品だと予算オーバーだが音色が一番よかったトロンボーンの中古を、試奏で吹き比べる。

中古のトロンボーンの、状態の良さに喜ぶ息子。

音は、新品のトロンボーンは重厚で、中古のトロンボーンは柔らかで滑らか。

吹いてみて、中古のトロンボーンが良かったらしい。心を決める。

「未来の自分から、プレゼントをもらったみたいだ。」

将来、収入を得るようになったら月賦で返すことを約束している彼は、嬉しさをそう表現する。

顔が緩む。家に帰ったら、ずっと吹いている。

たぶん学校でも、ずっと吹いているだろう。

16才の誕生日。ラインでバースデーガードが飛び交う。

生涯、忘れられない一日になるといいね。

情熱と冷静の狭間。

展覧会が多い。

豊川で行われた「蜷川実花(にながわみか)」展は、華やかでエネルギッシュな夢世界と、うっすら本質が透き通る現実の狭間を渡り歩いた。

豊田市民芸館の「棟方志功(むなかたしこう)と柳宗悦(やなぎむねよし)」展は、仏教をモチーフとした版画から伝う棟方の情熱と、自然に溶け込んだ民芸館のコントラストが素晴らしかった。

名古屋市美術館の「アルヴァ・アアルト」展は、実にひっそりと行われていた。

まるで、師匠が誰にも知られることのない別荘にて招いてくれているような。

そこは簡素で、簡潔した場所。

自然のなかに息づくには、毅然とした美が必要であるかのような。

蜷川展や棟方展に比べて、ありあまる情熱は感じられない。

でも展示を見終わった後に、さまざまなドローイングを見た後に、いつまでも、アアルトという建築家の情熱が、ひっそりと、でも確かに感じられる。

情熱、そして冷静。

その狭間を、ゆらゆらと遊んでいるのが、もしくは戦っているのが、表現ということかもしれない。

楽器選びの旅。

子どもが吹奏楽部に入ると直面するのが、楽器を買い与えるか、そうでないかということだろう。

我が家もトロンボーン、買い与えるかそうでないかに直面した。

買ってあげる余裕はないので、立て替えで、子どもが将来バイトして月一万円ずつ返すというのはどう?という提案をした。

それでも2~3年かかる。長い。

返済はまだまだ先の話だ。

私が手術が入っているので、その後にしたら、と言っていたのにもかかわらず、子どもの主張もあり、自分も内心決算セールもあるかもしれないな、と早めではあるが三連休に楽器店へ見に行くことにした。

結論から言えば、楽器店に行くと、楽器を買うことがグンと大きく近づく。

私の手術の前に、しかも近々買うことになりそうだ。とほほ。

一店目は綺麗なお店に行った。そこでお目当ての、予算内の楽器があった。

子どもが試奏する。初めての太管に戸惑う子ども。でも音に満足げだ。

3つ吹かせていただいたが、最初のトロンボーンを気に入る。値段も新品なのにお値打ち。

ほくほくと、エスニック昼ごはんを食した後、二店目に行く。ここはお目当ての音には出会えない。

三店目。ここで響きが美しい音に出会う。

吹きやすいらしく気に入るが、予算がどうしても合わない。四店目は出会えず。

五店目、お目当ての音には出会えなかったが、三店目で出会ったトロンボーンの、ネット販売での中古をここのお店に送って試奏させていただくことを伝えると、一店目で出会ったトロンボーン新品も取り寄せることができるので、比べて試奏したら、とお店に提案していただく。

トロンボーン新品の、お値段も一店目と揃えていただけるか聞く。OKがでる。

ここまできたら、購入することが前提になってくる気配…。

吹きやすく音色が美しい中古か、第一印象で良かった新品か。

さてさて吹き比べ。どうなるか?

購入の時期を退院後にできなかった自分を不甲斐なく思うが、高価な買い物なのに子どもの主張を聞きすぎているが、子どもにとっては、初めての自分で買う(つもりの)大きな買い物。

吉とでるか、凶とでるか、は、神のみぞ知る、ところなのである。