幸運の総量。
Good luck. いい言葉だ。
思うに英語には、シンプルで力強い良い言葉が多い気がする。
さて、「幸運を。」
最近しばし、若い頃に比べて幸運の量が少なくなっているような気がする。
別に若い頃、それ程ツイていたわけでもない。
それでも、若い頃に比べて幸運の量が少なくなっているように感じるのだ。
たとえば昔に比べて、“お値打ちで良い物”が見つからない。
いや、100円ショップだっていいんですよ。100円でこんなものまで買えるという高揚感が確かに、ある。
好きです、100円ショップ。
でもその代わりに、200~1000円の価格帯のなかから良い物を摘み取るという喜びを失ってしまった。
服だってそうだ。
安い物が増え、一見いいのだが、お値打ちで良い物が減ってしまった。
安くてそこそこの物か、高い物かになってしまった。
中間ゾーンが減ってしまったのだ。
中年になって、これが堪えている。
中間ゾーンを大事にしてこなかったツケだが、今となっては仕方がない。
自分にぴったりの雑貨屋があれば。
自分にぴったりの服屋があれば。
若い頃は当たり前だったこと、あれは幸運ということだったんだなぁ。