ミュシャ凄っ。
『彼氏彼女の事情』というマンガで、浅葉という主人公の友人が、美女を描く有名画家となる。
モデルの女性を更に美しく描くという彼の絵を、現実に見てみたいと思っていた。
そんな奇跡を、今日、目にした。
言わずと知れたアールヌーボーの旗手、ミュシャだが、やはり彼は凄い。
精緻なタッチの数々に、女性の美がこれでもかと表されている。
実際のポートレイトを見ると、そこにはヨーロッパの女性がいる。
がひとたびミュシャというフィルターを通すと、天女が地上に舞い降りてきたような夢空間が生まれる。
一体、ミュシャにはどのような世界が見えていたのであろうか。
「スラブ叙事詩」が有名なミュシャだが、今回のミュシャ展は、その大作に辿り着く前のミュシャが楽しめる。
しかし、ミュシャ、天才、凄。
繊細さと構成力で、日本では影響を受けた漫画家も多いのではないだろうか。
ミュシャは数多くのデザインも手掛けているが、それも遊び心とエレガンスがあって良い。