名古屋城!城を知る。
石垣だけ残されている城(城跡)にも注目が集まっているらしい。
「半分、青い。」で城下町がロケ地になった岩村城や、天空の城で知られる竹田城など。
算木積みなど美しさももちろんだが、きっと歴史好きな人には、当時の景観が、その眼に映っているんだろう。
今は天守は入れないが、本丸御殿が完成し、訪れると当時の城の様子が体感でき、歴史好きな人の気持ちにも少し近づけただろうか。
柿葺きの御殿に入ると、華やかな玄関に始まり、表書院、対面所、そして厳かで迫力のある上洛殿へと続く。
襖絵などの日本画はストーリーと美意識によって綴られ、繊細で美しい造作は、360°サラウンド日本美。
徳川家康九男の義直は、この本丸御殿で過ごしたのは短く、あとは二の丸で過ごしたらしいが、天守とあわせて見ると、天守は軍事の場、御殿は生活と政治の間として興味深い。
城の暮らしを体感して、城の魅力を、一歩、わかった気がした。